現代人は目を酷使しています。参天製薬さんの調査によればパソコンの使用時間は1日平均約6時間、スマートフォンは3時間以上使用しているそうです。そこにテレビをくわえれば、ほぼ半日画面を見ているようなもの。
眼精疲労は頭痛や肩こり、吐き気などにつながり個人のパフォーマンスを低下させます。だけど目薬じゃイマイチ疲れが取れない。ホットアイマスクは気持ちいいけど出費がかさむ……もっとコスパのいいアイテムはないかなあ。
――という悩みを抱えていたたけのこは買っちゃいました、USB充電タイプのホットアイマスク!
今回はUSBタイプのホットアイマスクについてお話します。目の疲れに悩んでいる方、使い捨てホットアイマスクを愛用している方は参考にしてみてください。
・USBタイプのホットアイマスクの特徴
・自分にはどのタイプのホットアイマスクが合っているのか
REAKのホットアイマスクをレビューします
いろいろなメーカーから発売されているなかで今回購入したのはREAKのホットアイマスク。温める以外の機能が充実しているので選びました。
木目がオシャレですね。人を選ばないデザインで温かみもあります。
アイマスクは中央で二つに折りたためるので、コンパクトな収納が可能。
付属品として充電用のUSBケーブル、クリーニング用のクロス、手触りのよい収納袋。
充電は画面下部にUSBケーブルを接続して行います。本製品はバッテリーが内蔵されているので、使用時に電源からの供給が必要ありません。
商品スペックと機能
製品名・品番 | ホットアイマスク IF-909 |
メーカー | REAK |
温度設定 | 高温(42度)と低温(38度)を選べる |
利用時間 | 1回15分。時間設定は不可 |
使用回数 | 充電満タンで180分(15分使用で12回使える) |
充電時間 | 3~4時間で満充電 |
重量 | 721g(マンガ週刊誌一冊分くらいの重さ) |
備考 | ・日本国内1年間保証つき |
温める以外に振動で目元をほぐしたり、空気圧をかける機能が搭載。ここに保温機能と、Bluetoothによる音楽機能を組み合わせた5つのモードを選んで使用します。
音楽機能はパソコンやスマートフォンと接続すれば、本体に組み込まれたスピーカーから音楽が流れるようになりますよ。音量はアイマスク本体で調整ができます。
REAKホットアイマスクのココがGOOD
REAKホットアイマスクの使用感はいかがなものか。まずは良かった点からご説明しましょう。
保温機能は申し分ない気持ちよさ
もっとも重要な保温機能ですがしっかり目元を温めてくれます。高温モードがお気に入りで、覆った部分をじんわりとちょうどいい温度で包んでくれる。
使用後の心地よさは明らか。目がスッキリシャッキリ癒されます。
コードレスの恩恵は大きい
電熱式アイマスクはバッテリーが内臓されているものと、USBポートにコードをさして使うタイプに分かれます。内蔵型は重みがあり、コード型はケーブルがぶらぶら邪魔。
使用環境や個人の好みにもよりますがコードレスのメリットは大きいと思います。装着が楽だし、リモコンの置き場所にも困らない。横になった状態なら寝返りも気にせず出来る。
装着すると案外軽い
「マンガ雑誌一冊分の重さ」と書いたように、片手で持つと重みがあります。使い捨てアイマスクと比べれば重いし頑強です。
でも初めて使う分には「USBホットアイマスクってこんなもんなのか」と受け入れられる程度でした。横になって使う場合なら重さも関係ありません。
ストラップが太くて丈夫
例えば就寝用アイマスクのストラップ(耳や後頭部に固定するゴムひも)って使用するほど伸びてゆるくなっちゃうんですよね。
ですがREAKホットアイマスクのストラップは太くて丈夫。しっかり固定してくれるし、当分はだるだるに伸びる気配もない素材です。長さ調節も出来るので、自分にフィットする位置で使えます。
15分経つと自動的にスイッチオフ
写真のモニター画面がぼやけているのは、表面の加工によるものです。クリアな素材にすればよかったのに……それは置いといて。
起動すると15分のタイマーが起動、終了すると勝手に電源が落ちます。うっかり寝落ちしても問題なく、冷めるのも早いので事故の心配もありません。
使用したままでも操作できる音声サポート
モード変更や温度変更をおこなう際、本体から「振動モード」「高温モード」など音声ガイドが流れます。
ボタンも三つしかないので、装着したまま手探りで操作ができるのが便利。
人によって好みが分かれる部分
続いて自分には合わないなと思った部分。主観に過ぎないので、いちユーザーの意見として捉えてください。
振動機能やエア機能の稼働音が気になる
振動によって目元をほぐす機能ですが「ヴヴヴン、ヴヴヴン」とそこそこの音が耳に入ってきます。ちょっと気になっちゃう……。ちなみに振動は数パターンあります。
空気圧によって目と目の周りに圧力をかけ、マッサージしているように揉みほぐしてくれるエア機能。なかなか気持ちがいい反面、こちらも稼働音が否めません。
「ヴーーーン」と内側に組み込まれたほぐし機能を作動させる音、膨らませた後に空気を抜くための「プシュー」という音。静かに保温したいときは不要かもしれません。
ちなみに自分は温め機能だけのモードを愛用しています。
音声ガイドのセリフとイントネーションが少し不思議
音声ガイドは女性の声で行われるのですが、機械音声の組み合わせなのか、ちょっと違和感を覚えるイントネーションで流れます。
起動時には「ご使用、ありがとうございます」終了時には「バイバイ、お元気でお過ごしください」と優しくも不思議なメッセージ。声優さんを起用した方がリラクゼーションに一役買ったのでは……と少しだけ惜しい気持ちになります
でも使っているうちに慣れたので、大した問題ではありません。
説明書の日本語に違和感
「製品をご充電する場合」「いつでもお気楽にこちらにご連絡してください」などちょっと説明書の日本語が怪しい……てにおはも間違っていたり、抜けていたり。
しかし内容を読み取るぶんには問題ありません。製品に不備もなく使用できています。
ちなみに箱のラベルに書かれている商品名もちょっと違う。【2020年先行版】って記載されてたような……中身が同一ならいいんですけどね。
USBホットアイマスクを利用して分かったこと
USBホットアイマスクを使って気づいた点をまとめました。数ある製品から自分に合ったものを見つける参考にしてください。
音楽機能はいらない
「アイマスクからBGMが聞こえるなんて最高じゃないか!」と思っていたのですが、肝心の音質が微妙。ステレオではないし、稼働音と被ってよく聞こえない……。
これならアイマスクを使いながら、別の端末やスピーカーで音楽を流した方が楽しめます。それでも音楽機能を求める方は、よく調べてから購入したほうがいいですよ。
使い捨てに比べてUSBタイプはコスパがいい
USBタイプ最大の利点は「繰り返し使える」こと。購入金額こそ高いですが、毎日ホットアイマスクを使う方なら使い捨てより断然お得です。
ちなみに『めぐりズム 蒸気でホットアイマスク』の12枚入りの価格は約1000円。30日使うと2490円です。USBタイプなら2000円前半の製品もあるので、コスパの面では圧倒的ですね。
しかし軽さや手軽さで選ぶなら使い捨てタイプ一択です。
バッテリー内蔵型は重さだけでなく厚みがあって頑丈なので、寝ながら真横を向くことはできません。充電できる環境でしか使えない問題もあります。
タイプ別にオススメするなら
使い捨てタイプとUSBタイプを使ってみて、利点別におすすめポイントを上げました。
- 疲れが溜まっているときだけ使いたい、布団の中で着けたまま寝落ちしたい
→使い捨てタイプ - しっかり目を休めたい、いつでもどこでも使いたい
→バッテリー内蔵タイプ
USBポートから電力を供給するタイプは未使用なので書いていません。しかし電源を必要とする手間を考えると、バッテリー内蔵タイプが使いやすいと思います。
まとめ
使い捨てホットアイマスクによる癒しを毎日求める方には、コスパに優れたUSBタイプが断然オススメ! たった15分の使用でかなり目が楽になりますよ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。