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【映画感想】『メイドインアビス 深き魂の黎明』ボンドルド卿は裏切らない!

 令和2年最初の映画レビューは『メイドインアビス』の劇場版! アニメ放送からの続きとなる完全新作です。

 観に行く予定はありませんでしたが、公開約一か月前に突然のレイティング(鑑賞区分)引き上げ。なんて度し難い情報……これは観に行くしかないと急遽映画館へGO!

 というわけで今回は劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」の感想を書きます。内容のネタバレはしないので鑑賞を迷っている人は参考にしてくださいね。

※アイキャッチ画像はYouTube-劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」本予告より。

『メイドインアビス 深き魂の黎明』のあらすじ

隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。
どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、
奇妙奇怪な生物たちが生息し、
今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。

「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。
そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、
次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。

アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、
いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。

ある日、母・ライザの白笛が発見されたことをきっかけに、
アビスの奥深くへ潜ることを決意するリコ。
リコに拾われた記憶喪失のロボット・レグも
自分の記憶を探しに一緒に行くことを決意する。

深界四層でタマウガチの毒に苦しむリコ。
リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。
ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。
そこで、プルシュカと名乗る女の子に出会い…

劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」公式ホームページより

 アニメ放送では旅のメンバーが三人になり、黎明卿ボンドルドが不穏なたくらみをチラつかせたところで終了。劇場版はその続きです。

 久々に観たメイドインアビスの世界は幻想的で綺麗。そしてリコもレグもナナチもみんなかわいい! 癒されるなー……序盤はそう思っていました。

『メイドインアビス 深き魂の黎明』の見どころ

 物語の顛末に対する眩暈、エグさによる身体の不調……は言い過ぎですが、思わず第一層レベルの上昇負荷を感じてしまうようなシーンが盛りだくさんの見どころをご紹介します。

最初から最後までダイジェストなしのたっぷり新作

YouTube-劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」本予告より

 最初におまけ作品『マルルクちゃんの日常』が数分間流れると、すぐに本編開始。簡単なキャラクター紹介や、これまでのダイジェスト的な回想は一切ありません。

 「みんなミーティのこととか知ってて来たんでしょ? じゃあすぐ始めまーす」と言わんばかりにすぐアニメの続きから始まります。そのため、放映時間たっぷり新作の内容。

 ただ旅の理由や登場人物を思い出させるような流れがあり、序盤の流れに上手くいきさつを組み込んでいるように感じました。久しぶりでも感情導入しやすかったですね。

圧倒的存在感のボンドルド卿

YouTube-劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」本予告より

 劇場版を観に行きたい人の目的第一位は何といっても黎明卿ボンドルドでしょう!

 ネットやラジオでは「ボン様」と呼ばれるほどファンの心を鷲づかみにした人気キャラクター。劇場版では思う存分に堪能できるのでご安心ください!

 何といっても登場シーンの印象が強すぎる。「こいつには勝てねえ……!」と観ている誰もが予見しそうな演出はさすがでした。これからレグたちがどう立ち向かうのか、楽しみで仕方なくなります。

 演じられている森川智之(もりかわ としゆき)さんのお芝居も、圧倒的な存在感を担っています。感情の読めないゲス外道、それでいて紳士的なボンドルドの言動を見事に表現しているのがズルい配役としか言えないんですよね……ほんとピッタリ過ぎる。

ボリューム満点の戦闘シーン

YouTube-劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」本予告より

 これまでもアビスの生物と戦う場面がありました。しかし今回の作品ではアニメ版を大きく上回る戦闘シーンが展開されます。こんなに戦うの!? ってくらいのボリューム。

 『メイドインアビス』はピンチを凌ぐために戦う場面が多い印象だったので、正面切っての戦闘は新鮮でした。しかもめちゃめちゃ動くし派手! 見せ方もかっこいい!

 ボンドルドの圧倒的な戦闘力もさることながら、レグの戦闘スタイルがかっこよかったですね。腕をあんな風に使って戦うとは……見ごたえがありました。

言葉を失うほどエグい……

YouTube-劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」本予告より

 レイティング引き上げも納得せざるを得ないエグさでした……。

 かわいさとエグさのミックスは『メイドインアビス』の特徴でもありますが、かなり攻めていました。直接見せるシーンもあれば「このあと想像できちゃう……」とつらい想像をかき立てる表現もあり、エグさのバリエーションが豊富。

YouTube-劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」本予告より

 劇場版予告にも登場する少女プルシュカ。もっとも印象が深くならざるを得ないキャラクターです。彼女の物語は本作品の柱なので自然とそうなるのですが、そうじゃなくてもクライマックスは絶句しますね。

 キツい場面をしっかり描写していたせいもあり、ボンドルドが「ろくでなし」「外道」と呼ばれているか十分に理解できました。よく出来るなそんなこと……。

 アニメ放送で味わったエグさは劇場版にパワーアップしています。そのあたりを楽しみにしている人の期待は裏切らないでしょう。

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がんばる子供たちにもらい泣き

YouTube-劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」本予告より

 もう一つ印象的だったのがリコやレグがぽろぽろと涙をこぼすシーン。

 安心したり、怖かったり、悲しかったり、感動したりよく泣きます。でもそれって当たり前、二人ともまだ幼いですから。だから泣いてるところを見るとストレートに「かわいそう」って思っちゃうんですよね。

 身体も心もつらい目にあいながら、目的のために冒険を続けるリコ、レグ、ナナチ。泣きながらも前に進もうとする姿を見ていると「がんばれ」と小っちゃい子を応援するような気持ちになります。これもまた『メイドインアビス』の大きな魅力。

絶妙な余韻を残すエンディング

 エンドロールに流れる画がとても幻想的なタッチで描かれています。流れるエンディングテーマはMYTH&ROID(ミスアンドロイド)さんの『FOREVER LOST』。

 儚い道を歩いていくような曲調が、エンドロール中の余韻を絶妙に膨らませてくれます。物語を総括するようなメロディとなっていますので、ぜひ最後まで座席で浸ってください。

まとめ

 『メイドインアビス 深き魂の黎明』は作品のファンを裏切らない内容でした。続編制作も決定しましたし、迷っているなら観て損なしの作品です。ぜひ劇場でボンドルド無双を楽しんでくださいませ!

 ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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