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劇場版『SHIROBAKO』好きを仕事にする人々から学ぶこと【映画感想】

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 劇場版『SHIROBAKO』観てきました。アニメエピソードのその後を描いた作品でしたがファンなら間違いなく楽しめる内容ですよ。心配する必要なし!

 というわけで今回は映画の感想をお話します。ネタバレはないので、鑑賞を迷っている人は参考にしてくださいね。

 ちなみに入場者特典でミニ色紙がもらえたのですが、

 封入されていたのは安原絵麻と久乃木愛の原画コンビでした。六畳一間の安アパートに住んでいた絵麻がどうなっているのか……上映前から心配になったり。

 気になるファンの方々は要チェックです!

※アイキャッチ画像はYouTube-劇場版「SHIROBAKO」本予告より

劇場版『SHIROBAKO』のあらすじ

いつか必ず何としてでもアニメーション作品を一緒に作ろうと、ひょうたん屋のドーナツで誓いを立てた上山高校アニメーション同好会の5人。卒業後それぞれがそれぞれの場所でアニメーション制作に携わっていく。宮森あおいは「えくそだすっ!」「第三飛行少女隊」の制作を経て、少しずつ夢へ近づきつつ、徐々に自分の本当にやりたいことを考え始めていた。

あれから、4年。日々の仕事に葛藤しながら過ごしていたあおいは朝礼後、渡辺に呼ばれ新企画の劇場用アニメーションを任されることになる。しかし、この企画には思わぬ落とし穴があった。今の会社の状況で劇場用アニメーションを進行できるのか?不安がよぎるあおい・・・新たな仲間・宮井 楓やムサニメンバーと協力し、完成に向けて動き出す。果たして、劇場版の納品は間に合うのか――!?

劇場版『SHIROBAKO』公式ホームページより

 はじめてテレビ放送されたのが2014年10月~2015年3月。劇中のお話は2019年から幕を開けるので「もう4年も経つんだ」と懐かしい気持ちがひとしおです。

 メインの舞台となる武蔵野アニメーションや、そこでモノづくりをする面々に「ムサニこんなんだったわー」と引き込まれましたよ……一瞬だけは。

 アニメのラストではそれぞれの夢に一歩近づいた5人がどうなっているか。序盤の展開に、自分自身と重ねてしまう人も多いのではないでしょうか。

劇場版『SHIROBAKO』の見どころ

 アニメ業界や制作にスポットを当てた本作品。劇場版ではどのようなドタバタ劇を魅せてくれるのか、内容を伏せつつ見どころをご紹介します。

アニメ業界の話だけど、それ以上に人間ドラマ

YouTube-劇場版「SHIROBAKO」本予告より

 今回は「アニメ映画の製作」がストーリーの主軸。

 制作過程を知る楽しさもありますが、個人的には各キャラクターのドラマが一番の見どころじゃないかと思います。

 順風満帆な生活や変わらない毎日を過ごしている人もいれば、くすぶった人生を送っている人もいる。本作は群像劇なので、メイン以外にもスポットを当てた物語が描かれます。

 各々の立場で葛藤を感じながら、どのようなスタンスでアニメ制作に関わっていくか。だれがどうやって人を動かしていくのか。

 人間ドラマを楽しめるのが、本作の大きな魅力です。

生々しい会話と粋なアニメ演出

YouTube-劇場版「SHIROBAKO」本予告より

 お仕事系作品で業界のお話となれば、必然的に生々しい会話が多くなります。特に本作は群像劇なので、人物間のやりとりが多いぶん会話量自体も多い。

 自分としては会話劇が大好きなので、動きが少なくても楽しめるのですが……せっかくの劇場版で会話ばかりももったいない。

 というわけではないでしょうが、ポイントポイントで動きの大きな演出が入ります。

 それはアニメっぽさを強調するものだったり、踊ったりなんですが……特に好きだったのは主人公の宮森がある会社に出向くシーンの演出。

 普通なら建物に入ってエレベーターで上階に行くだけなのに、派手なアクションで見せてくれたのは面白かったですね。宮森の意気込みが強く感じられる名シーンでした。

夢や好きなことを仕事にした大変さから学ぶ

YouTube-劇場版「SHIROBAKO」本予告より

 登場人物たちに共通しているのは「アニメの業界や作ることが好き」ということ。いくら大変な目にあっても離れていかないのは、好きでやっていることだから。

 現実にも夢や趣味を「仕事にしている人」はたくさんいます。

 そして夢や趣味を「仕事にしたい人」はさらに多いはず。

 後者にしてみれば「好きなことでお金稼げるなんてサイコーじゃんか」と思うかもしれません。自分もちょっぴり同意見です。隣の芝生は青く見えるもの。

 だけど好きなことを仕事にしているからこその悩みもあるし、つらさもある。本作では登場人物を通じて、夢を叶えた人々がそこに居続けるための葛藤が描かれていました。

YouTube-劇場版「SHIROBAKO」本予告より

 しかし教えてくれるのは「キツいからやめておけ」ではなく「大変なこともあるけど、やっぱり楽しい」というメッセージ。仕事が好きだから生み出すものに妥協できないし、より良いクオリティを目指す。

 夢や趣味を仕事にしている人は「がんばろう」と熱をもらい、夢や趣味を仕事にしたい人は「大変でもあこがれは捨てられない」と感じるところがあるはず。

 どんな仕事だって楽じゃない。だったら好きなことで苦労したいなと思うわけです。

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まとめ

 お仕事系アニメとしてだけでなく、人間ドラマも楽しめる劇場版『SHIROBAKO』

 実は観に行く前にうっかり、ネットニュースでネガティブな感想を読んでしまって。おかげで不安を抱えて足を運んだのですが……余計な心配でしたね、十分に楽しめました。

 鑑賞を迷っている方はぜひ劇場へ!

 ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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