たけのこはただいま小説投稿サイト「カクヨム」にて『ミッドナイト・タロットーク』という作品を公開中です。
小説には絵柄を添付することはできません。そこでブログを使って絵柄のご紹介をしようと思い立ちました。いわばカクヨム投稿小説×ブログの合同企画。
今回はライダー・ウェイト版タロットカードの小アルカナ:ワンドをご紹介いたします。簡単な解釈は作品内の説明に沿っています。これがすべてではございません。
興味を持つ「きっかけ」としてご利用ください。
ゲームやアニメで題材にされることも多いカード、タロットに興味のある方や創作のインスピレーションを求めている方はぜひご覧くださいませ。
ワンドの特徴
ワンドとは木の棒や杖のこと。地水火風の四大元素で「火」を象徴します。
ワンドのグループは人間の根源的な意志の力=生命のエネルギー、想像力、向上心などを暗示。明るく積極的で、活発な状況を表すことが多いです。
ワンドのエース
<カードのポイント>
『1』は根源・可能性・統率を示す。火の性質を純粋に表現するカード
<正位置の意味>
「根源」「創造」「夢」目標へ向けてのスタート、熱意に満ちている
<逆位置の意味>
「弱気」「衰退」「自己中心的」スタートは出遅れる、困難な道筋、冷める情熱
ワンドの2
<カードのポイント>
『2』は対称性・調和を示す。火の性質が持つ情熱に関するバランスを示す
<正位置の意味>
「富・財産」「権力」「昇進」夢と現実のバランスが良い、金・地位・不動産の獲得
<逆位置の意味>
「自信喪失」「孤独」「不安」今後の不安や焦り、理想と現実のギャップ
ワンドの3
<カードのポイント>
『3』は理解・生産を示す。火の性質から生み出されるパワーに関する事柄を暗示
<正位置の意味>
「成功」「成長」「発展」仕事やライフワークに成果が見える、良好な手ごたえ
<逆位置の意味>
「停滞」「遅延」思ったように進まない、目標に関して協力を得られない
ワンドの4
<カードのポイント>
『4』は安定・完全を示す。火の性質がもたらす成果の道筋を暗示する
<正位置の意味>
「調和」「休息」「祝福」「繁栄」安らげる場所、精神・物質ともに恵まれる
<逆位置の意味>
「余暇」「娯楽」一時的な安息、見かけは華やかだが中身は軽薄
ワンドの5
<カードのポイント>
『5』は変化を示す。火の性質がもたらす現状の変質、それから起こりうる試練を暗示
<正位置の意味>
「闘争」「口論」「競争」切磋琢磨、試練としての争い、成長につながる対立
<逆位置の意味>
「争い」「内紛」無益な競争、納得のいかない結果、実りのない戦い
ワンドの6
<カードのポイント>
『6』は調和を示す。火の性質から発生する人間関係を教えてくれる
<正位置の意味>
「勝利」「躍進」「恋愛成就」物事が思うように進む、良い知らせが舞い込む
<逆位置の意味>
「敗北」「浮気」立場は劣勢、裏切りの予感、計画の延期
ワンドの7
<カードのポイント>
『7』は幸運・勝利を示す。火の性質が結果にいたる途中で起こることを暗示する
<正位置の意味>
「孤軍奮闘」「対決」余裕のない防衛戦、大切なものを守るために戦う
<逆位置の意味>
「撤退」「困惑」「骨折り損」「優柔不断」信念が揺らぐ
ワンドの8
<カードのポイント>
『8』は責任や管理を示す。火の性質からくる物事の動き方を教えてくれる
<正位置の意味>
「急変」思いもよらない展開、好機の到来、物事が急速に動く
<逆位置の意味>
「遅延」「立ち往生」勢いがそがれる、横やりが入る、何かを強いられる
ワンドの9
<カードのポイント>
『9』は到達を示す。火の性質が成熟した能力や状態を表す
<正位置の意味>
「抵抗」「準備万端」「不屈」強い対抗、現状維持からの逆転狙い
<逆位置の意味>
「障害」「逆境」消耗戦、準備不足、良い結果に結びつかない抵抗
ワンドの10
<カードのポイント>
『10』は完了とその先を示す。火の性質が過剰に働いた場合の意味を伝える
<正位置の意味>
「負荷」「重圧」自分の力量を超えている、手に余る、責任に対するプレッシャー
<逆位置の意味>
「限界」「分離」「外圧」維持していたものを手放す、失敗
ワンドのペイジ
<絵柄のポイント>
ペイジは騎士見習い。未熟さや成長途中にいる学習状態であり、同時に可能性を秘めた存在。そこに火の性質による熱意が加わる
<正位置の意味>
「純粋」「情熱」忠実で謙虚な人物、伝令者、フレンドリー
<逆位置の意味>
「わがまま」「無粋」気の利かない人物、頼りない、礼儀知らず
ワンドのナイト
<絵柄のポイント>
一人前の騎士で、もっとも行動力がある若者。活動的な暗示を教えてくれることが多く、さらに火の性質が相乗効果を生む
<正位置の意味>
「情熱」「好奇心」「快活」様々なものに興味を示す、移転や移動
<逆位置の意味>
「衝動的」「嫉妬」偏見の目で物事を捉える、思い通りにならない苛立ち
ワンドのクイーン
<絵柄のポイント>
地位や権力を持つ成熟した人物。火の元素的な性質やクリエイティブな面を表現する
<正位置の意味>
「姉御肌」「キャリアウーマン」華やかで魅力的、勝気で面倒見がいい
<逆位置の意味>
「ヒステリック」「わがまま」自分勝手、口撃的、自分の思い通りにしたい
ワンドのキング
<絵柄のポイント>
クイーンと同じく高い地位にいる。成功の暗示と共に、支配者としての力や社会的責任などを表す場合が多い。そこに火の力強さが加わる
<正位置の意味>
「情熱的」「カリスマ」力強く頼もしい、意欲と活力に満ちている、守りより攻め
<逆位置の意味>
「頑固」「身勝手」「独裁」過激で独善的、ワンマン、行き過ぎた世話焼き
まとめ
タロットカード小アルカナ:ワンドの紹介でした。投稿小説『ミッドナイト・タロットーク』をよろしくお願い致します。
大アルカナやほかの小アルカナの紹介もどうぞご覧くださいませ。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。